夕焼けと恋と、

長文で手越くんについて書いたことってないな、とふと気づいたので、せっかく(?)一生に一度の機会だし、手越担としての歴史と、手越くんへの今の気持ちを書いてみることにします。

-----

手越くんに出会ったのは小学生のとき。マイボスマイヒーローで見たのが初めてだった。桜小路くんの役をしていたよね。
とってもタイプな人だな〜、かっこいいな〜と思ったのを覚えている。(今当時の彼の写真を見ると、めちゃくちゃもっさりしてるし、芋だな!って思うけど。笑)


でも、そのときはジャニーズなんて全く興味がなかったし、その頃異様なレベルで流行っていた(らしい)嵐の『Hapiness』が小学校の朝の会で流れても、全くついていけないくらいの感じだった。

ジャニオタになるなんて、全く想像もしていなかった。

-----

そのあと、運命の出会いを果たす。

ある日、車で流れていたラジオを聴いていると、すごく素敵な歌が流れてきた。曲が終わったあと、パーソナリティの方が「テゴマスで、『ミソスープ』でした。」と言ったので、それを思わずメモした。

家に帰ってから調べると、なんと出てきた写真は、あの桜小路くんだった。
どうやらNEWSというグループのメンバーでもあることがわかった。

戸惑いながらも近くのレンタルショップでNEWSやテゴマスのCDを借りた。

CDを聴いてみると、テゴマスでも「この声が好きだな」と思った方が手越くんだった。顔だって一番私のタイプだったし、歌だって上手だ。ミソスープのメイキングに映っていたのは、今まで見ていた大人しめの「桜小路くん」とはちょっと違う、明るくてお茶目な「手越祐也」だった。「桜小路くん」も素敵だったけど、「手越祐也」の方が好きかもしれないと思った。

とってもとってもちょろい思考だけど、きっと運命だ、なんて浮かれていた。
私は今でも、この運命性を捨てきれない。だからここまで手越担サバイバル(笑)に残ってしまったし、これからも残り続けるのかもしれない。

誰かがどこかで「自担は運命」って言ってるのを聞いたことがある。
その言葉の重さというか、確からしさを私はすごく信じてしまっていて、どうしてもいつも「手越くんかそれ以外か」みたいな見方をしてしまっている。今回の件でそれを痛感した。

 

まっすーもシゲちゃんも小山さんもみんな大好き。NEWSっていう存在がもちろん大切だし大好き。
だけど、ライブでついつい見てしまうのは手越くんだし、今までずっと手越くんだけのうちわを持ち続けてきたし、どんなに週刊誌に取られても、どんなにプライベートの嫌な面が垣間見えても、私にとっていちばんきらきらして見えるのは、手越くんだった。

-----

手越くんから離れられないのは、「実際に救ってもらった」ところも大きいかもしれない。

私は結構な難関校を目指して中学受験をしたので、特に小学6年生の頃は、1日13時間とか14時間とか勉強していた。しかも、塾に入るのが周りより遅かったのに一番上級クラスに入れられてしまったため、塾での授業が1ミリも理解できなかった。分数の計算をまだ習っていない小学生が、いきなりチェバの定理を使うクラスに入れられてしまったので仕方ないと思う。自分で望んでやっていた勉強とは言え、本当に辛かった。
毎日泣きながら、他の子に追いつくために居残りで勉強をした。

そんなとき私を救ってくれたのは、グループでどんなに頑張ってもセンターにはなれないのに、それでも変わらず歌を磨き続ける手越くんであり、KちゃんNEWSでバカみたいなことを言いながら明るく笑ってくれる手越くんであり、Fighting Manで「軟弱なんてさNo Way」と歌ってくれた手越くんだった。泣きながら勉強した夜も、手越くんの歌声を聴くと幸せな気持ちで眠れた。

ライブに行くことができたのは、4人になってからだった。
テゴマスのまほうが初のコンサート。そのコンサートで、花道の真横の席だった私の目の前に、手越くんが椅子を置いた。目の前での弾き語り。思わず聴きこんでしまった。
あのときの手越くんの歌う顔が、目に焼き付いて離れない。

-----


そして、今から少し3人に対して配慮がないと思われるであろうことを書いてしまう。
特に3人のファンの方は、不快な気持ちになるかもしれない。ごめんなさい。

-----

 

手越担はみんな、というかNEWSファン全体でよく言われることだけど、私は「アイドルの、ファンの前の手越祐也」が好きだった。
イッテQなどのいわゆるお茶の間で見せるよりもずっと繊細で、甘えんぼな末っ子で、時には嬉し泣きしちゃったりして。

そんな私にとって、メンバーは「愛すべき、手越くんの仲間」だった。
小山さん (いつから慶ちゃん呼びじゃなくなったのかわかんないなあ…)も、シゲちゃんも、まっすーも。初めは「手越くんが大切にしている人たち」という認識から入った。
そこから少しずつ、「小山さんは優しいな」とか、「シゲちゃんの言葉選びのセンスすごいな」とか、「まっすーは模範的アイドルだし、歌もめっちゃ上手だな」とか、みんなを理解していった。

でも、正直目移りすることはなかったし、手越くん以外のうちわを買ったことは今まで1回もない。実は。

なので、今回こんなことになってしまって、もちろん手越くんが100悪いし、3人の沈痛な面持ちを見ていると胸が張り裂けるようだったけれど、「手越くんを好きだって言ったら、3人に申し訳ない」と思った自分の気持ちは、愛情というより時間をかけたぶんの執着だったり、情に近かったと思う。人として当たり前の感情というか。もしくは「私はNEWSファンだ」という自意識に縛られてるというか。
でもこれは決して「アイドルとして魅力を感じているから」ではない気がしてしまった。言い切れるほど自信はないけれど。

人としてみんなのことが好き。でもそれはアイドルとしてなのかな?わからなくなった。

一方、手越くんには本気でキレた。
メンバーとの絡みもライブも曲も、全部全部みんなにとって宝物なのに、それをこんな中途半端な形で投げ捨てるなんてありえない。どんなに愛されてるかも知らないで。メンバーに迷惑かけないでよ。ファンが大事なんて嘘じゃん。嘘つけないなんて信じられないよ。だいたいなんで外に出たの。お世話になったスタッフさんも裏切ってるんだよ。STORYはどうなるの。
たくさんたくさん怒った。桜を見る会()が出てからずっと怒っていた。ツイッターでは毒を吐き続けた。本当は良くないってわかっていても、耐えられなかった。

でも、さっき気づいたことがある。それは、私は手越くんのことが大好きで、期待しているからこそこんなに怒るんだ、最初から「見捨てない、見捨てることなんてできない」っていう結論なんて決まっているんだ、ということ。まるで親が子どもに抱く気持ちみたいだね。どこまで怒っても、許せなくても、愛情は消えない。10歳くらい上の人にこんな気持ちを持つなんて、おかしいと思うけれど。
全部大好き!許しちゃう!とかじゃなくてもとっても愛情があるんだ、って、手越くんはわかってくれるかな。またゾンビって言われちゃうのかもね。それは悲しいな。

-----

今回の会見は全然納得できなかったし、彼の悪いところが多く出てしまっていたと思う。無の状態で見ることができた。特に外出のくだりはなんの言い訳にもなっていなかったし。NEWSを辞めるなんて決断、して欲しくなかった。

でも、そのあとの配信で「NEWSのライブ見に行きたいって言ったらみんな怒るでしょ。(中略)(メンバーと)一緒に歌いたくなっちゃうと思うけどね。」と涙目で弱々しく笑いながらNEWSへの未練を語る手越くんを見て、「後悔してるのかな」と思ってしまった。後悔したって遅いよ手越くんのバカ!あなたが決めたんでしょう、って思う。もちろん。どんな辞め方をしたのか真相はわからないけれど、いつかしらのタイミングで手越くんが自分で事務所を辞めることを決めたのは変わらない。
でも、あの顔を見ていると胸が痛くなった。そんな顔しないで、ずっと笑ってて、って思ってしまった。

-----

NEWSについては、Happy Liveを見て、少し安心した。
手越担の私は図々しいことに「手越くんいなかったらやばいでしょ…」と見るまでは思っていたのだが、全く問題はなかった。とても魅力的な3人だった。増田さんは安定の歌唱力だったし、コヤシゲも歌がとってもうまくなっていた。ファンを不安にさせまいとぴょんぴょん飛び跳ねて笑顔でカメラを見てくれる3人に向かって、画面越しに「本当にありがとう、そしてごめんね」と何度も呟いた。

3人の夢は絶対に叶えたい。私が言っていいことじゃないかもしれないけれど。
絶対にまたドーム公演たくさんやってほしい。手越担が手越くんを甘やかしてきたことへの贖罪の意味も込めて、たくさんお金を払おうと思った。こんな理由で応援するのって、3人も他のファンも嫌かもしれないし、意味わかんないかもしれないけれど。
自分にはこれしかできないって思ってる。

3人のNEWSがまた違った魅力を見せてくれること、本当に楽しみにしています。

-----

手越くんについては、ファンクラブに入るかどうか、正直即答できない。まだ3人に対しての罪悪感が拭えない。でも私は、たとえ彼が病気とかにかかって歌が歌えなくなったとしても、また実はトランスジェンダーでした!とかで(ないけど)性別が変わったとしても、その他どんなことがあっても変わらず好きだよ、としか言えないな。

スキャンダルは多いけど、それを跳ね返すだけの(※自担フィルターかかってます)パフォーマンスを、ファンとしてずっと見てきました。
スキャンダルも、正直人間らしいなって思っちゃうところもあるよ。だって私もそんなに自分を誇れるような人間じゃないもん。

増田さんが「アイドルの鑑だ」って言われていることも、それにはもちろん賛同するけれど、なんだかんだ私は手越くんみたいなダメな人の方が好きなんだろうな。
リアルの恋愛ではとっても優しくて誠実な人を好きになるのに、アイドルだとなんでこんなにダメ男にハマっちゃうんだろうね。私ができないことを手越くんは全部軽々とやってみせて、そのあと微笑んでくれるからかもしれない。
ゆっくり気持ちを整理していきたいと思う。

-----

アイドルは宗教だと思う。ちょっと見せ方がポップなだけ。

だから、手越祐也を諦められない自分をあまり責めすぎず、でも今のところある程度の距離を取りつつ、彼をこれからも応援していこうと思う。

こんなハチャメチャな文章を、最後まで読んでくださってありがとうございました。